【恋の状態異常防止】『妖怪男ウォッチ』は女子必携のリボンである

パプリコ(@papupapuriko)さんの『妖怪男ウォッチ』を読みました。初めてパプリコさんの文章を見たときに、「かくも恋愛を論理的にぶった斬れる人がいるのか」と驚いたことをよく覚えています。

パプリコさんの筆圧が強めな恋愛相談も読んでいたことがあるのですが、途中からその圧倒的な文字数に耐えられなくなりいつの間にはフェードアウトしていました。

ところが最近、僕自身も色々な人の話を聞くようになって、それまではあくまでエンターテイメントとしてしか捉えていなかった妖怪男たちが急にリアリティを帯びてきたので、これはもう一度勉強しようと思い、本書を手に取った次第です。

それは恋愛魔窟に挑む勇者たちの物語

©️スクエア・エニックス

『恋愛魔窟』には本当に様々なタイプの妖怪が住んでいて、ご本人が『百鬼夜行』だと表現したくなるのもうなづけます。

これらの妖怪は言葉巧みに、世の女性たちに呪いの呪文をかけてくるのです。その結果、女性たちは『恋の状態異常』にかけられてしまいます。

妖怪男たちの唱える呪文は主に5つ

  • 無理やりな俺様ロジックによって思考を停止させるストップ(行動不能)
  • 話を本論からそらすことで論点を煙に巻くブライン(盲目・暗闇)
  • 承認欲求をくすぐるラブポエムの形をした呪詛という名のポイズン(毒)
  • 上記の組み合わせによって女性に勘違いをさせるコンフュ(混乱)
  • そして自分に都合が悪くなりめんどくさい女だと思った瞬間にすぐに切り捨てるデス(即死)

これらの魔法を巧みに繰り出し女性たちのJP(自尊心ポイント)を削っていき、瀕死の状態まで追い込んでいくのです。

それはさながら「臭い息」という状態異常のハッピーセットでパーティーを壊滅寸前に追いやるモルボルのようです。(FFをやったことない人はなんとなく察してください)

世の中の女性たちは恋愛魔窟のダンジョンに突入し、こういった厄介な妖怪男たちにカモられながら傷つき、立ち上がりレベルアップしていくわけです。

経験値の高い女性たちはそういった妖怪男たちに出会っても即座に撃退できるわけですが、そうではない「自分に自信の持てない女性」たちはそれができません。

この本にはそんな強敵たちへの対処法が普段に盛り込まれています。

この本を携帯していれば、万が一妖怪男たちに遭遇してしまったとしても、FFのリボンを装備している時のようにありとあらゆる恋の状態異常を防ぐことができるようになると思います。

もし、あなたにまだ妖怪男たち(つまりダメ男と称される男性たち)を見分ける能力が備わっていないと思うなら、是非手元に置いて「あの男はどの妖怪だ!?」と逐一チェックできるようにしておくことをオススメします。

まさに悪霊退散!魔除けにぴったりの本だと言えるでしょう。

パプリコさんは道化師になる道を選んだ?

ぱぷりこさんのプロフィール

筆圧の谷に住む外資系アラサーOL(ブログ『妖怪男ウォッチ』)

日刊キャリアトレック、マイナビウーマン、Glittyなどで連載中。
noteの『お焚き上げ恋愛相談』で妖怪たちに取り憑かれた女性たちの魂を供養中。

 

全ての人に好かれることはできない、というのは世のことわりですが、パプリコさんの書き方に不快感を示されている人も少なからずいらっしゃいます。

かくいう僕も、ぱぷりこさんの文章自体は好きだったのですが、何でもかんでも「出た〜コンサル男のテンプレ〜!」とカテゴライズする姿勢に疑問を感じていました。

そうやってテンプレートに当てはめすぎると問題の本質を見失うのではないかと思うからです。しかし本書を読んでその認識を改めさせられました。

お焚き上げをする『ぱぷりこ』の起源は?

一体何人のビッグデータを蓄積したらこの境地にたどり着けるんだろう?

ぱぷりこさんの文章を初めて読んだとき、そのコンテンツの面白さもさることながら、そのコンテンツを生み出すに至った背景にも興味を持ちました。

どうやらそのデータは『女子会という戦略共有の場』で集まっていたそうです。そしてぱぷりこさんはその中で『相談を受ける側』だった。

その中には「相談」という皮を被ったただの話聞いて欲しい女子の愚痴を聞かされることもたぶんにあったはずです。

ぱぷりこさんには膨大なデータがありますから「その男が危ないかどうか」の見極めがすぐにつきます。しかし、彼氏のことを信じたい女性はぱぷりこさんのアドバイスを聞こうとしません。

実際に本書の中でも、ぱぷりこさんの指摘を受けてもなお「彼はいい人なの。私が悪いだけ」と首を横に振る相談者さんもいました。

そういう人に限って、半年後や一年後に妖怪男たちの正体を知りハッとするわけですが、ぱぷりこさんは自分のアドバイスを受け流して事後対応にあくせくする女性たちを見て「なぜ伝わらないのか?」と悩んだのではないかと思います。

そこでおそらく、とにかく彼女たちに明確に自覚させる方法はないか!と考えた末、妖怪男というキャラを作り、あるある化することにしたのではないかと思うのです。

ぱぷりこさんの本当に伝えたいこととは?

そう考えたのは、本書の最後の方にある妖怪男たちへの対処法として書かれた『退散の章』を読んだからです。

その中でぱぷりこさんは、妖怪男に取り憑かれないためには

  1. 「好き」「嫌い」判定を毎日こなす
  2. イヤなことには「NO!」
  3. 常識や外圧は既読スルー
  4. 断定口調をやめる
  5. 自分のために怒る
  6. 「自分が悪い」は封印
  7. 自分の気持ちや疑問を言語化する
  8. 相手にエスパー能力を要求しない
  9. 相手の変化を期待しない
  10. キラキラ粉飾でごまかさない
  11. 占いやモテテクに依存しない
  12. 自分の幸せは自分で決める

ことが大事だと説いていました。

これを読んだときに僕は、ぱぷりこさんが伝えたいことは「妖怪男キモい!」ではなく、「周りに流されることなく、自分の意思を自分の言葉にし、確固とした自立した女性になって自分なりの幸せを掴んで欲しい」というメッセージだったのだと思ったのです。

ただ、物事の本質は得てして見えにくいもの。面と向かってどれだけ力説しても本人たちに課題意識が芽生えない限り馬の耳に念仏です。

だからこそ戦略の一つとして、妖怪男というキャッチーで印象に残りやすい言葉を選び、それを本人のブラックユーモアを交えて笑いに昇華(成敗・供養)させ、エンタテイメントとして伝える手段を選んだのではないかと思うのです。

そして本人は『ぱぷりこ』というピエロになろうと思ったのだと思います。

周りから笑われてもいい、と。それで1人でも多くの女の子たちが救われるのであれば、と。

まとめ

長々と個人的な感想を書いてきましたが、これらは全て僕の勝手な感想です。確固たる確証もなしに書いた戯言です。

しかし、僕はエンターテイメントの世界にいたので、少なからず「本質を届けるために自らがピエロになる決意をした」人たちがいることを知っています。

ぱぷりこさんのやっていることはその人たちに似ているなと思いました。

そして、実際に何人もの女性がぱぷりこさんの授けた『リボン』を装備して、恋愛魔窟の中で迫り来る妖怪男たちの呪詛をはねのけています。

もし今後、恋の状態異常にかけられている人たちに出会ったら、積極的にこの本をオススメしていこうと思いました。

いつか直接お会いしてお話を伺ってみたいものです。

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