なぜ会社員として働くことが当たり前になっていけないのか?

僕は、正社員として働いた経験がない人間です。

そんな僕が、会社員としての働き方に疑義を投げかけるのはおこがましいことであることは重々承知しています。ただ、経験したことがないからこそ、会社員を客観的に見ることもできるのではないかと思い、この記事を書きました。

ズバリ僕が「会社員として働くことに疑問をもつ理由」は次の3つです。

  • 会社という組織形態そのものが無くなっていくと思うから
  • 自分で作り出せるキャッシュに限界があるから
  • 個体としての生命力が弱くなるから

一つずつ解説して行きたいと思います。

理由その1:会社という組織がなくなっていくから

会社という組織が世の中にこれだけ広まっていったのには、産業革命が大きなエンジンになったと言われています。産業革命が起こったことによって、資本家は自分たちの資産としてヒト・モノ・カネを加速度的に増やしていきました。

そのヒト・モノ・カネを循環させるサイクルを回すのに、会社組織の「株式を発行することでお金を集め、そのお金で人を雇うことによって、自社の生産手段を使って利潤を生み出していく」という形態が非常に適していたため、結果的に企業が中心となり資本主義経済を主導していきました。

会社という組織を俯瞰して見ると、中央に「管理者」が人がいて、その周りを人が囲っているようにな図になります。これはNPOも国際連合も大学のサークルだって、世界中のありとあらゆる組織はこの「中央集権的」な組織形態をなしています。

一方、最近盛り上がっている仮想通貨は、実はこの中央集権的な組織に意義を唱える形で出てきてものだった、ということをご存知でしたでしょうか?

ビットコインは中央に「管理者」をおかず、ルールや契約そのものを中心に置きます。人々は誰にも管理されることなく、ルールに従うという暗黙の了承のもと、自律して活動をしています。これを自律分散型組織/DAO(Decentralized Autonomous Corporation)と呼びます。

私たちの身近な例で言えば、例えば仕事の単位が「会社単位での仕事」から「プロジェクト単位での仕事」への移行してきたという事例がわかりやすいでしょうか。今までは仕事を生み出していたの企業が中心にあり、それを労働者に振り分けるという構造が成り立っていましたが、これからは仕事は働き手が自分たちで勝手に考えて、自分たちで仕事を作っていく時代です。

例えば、誰かが結婚式をあげたい、と思った時に、プロデュース会社に頼むことをせず、どこかのプラットフォームを通してそれを発信します。そうするとその結婚式のプランや夫婦の発信内容をみて、カメラマンやプランナーや式場オーナーまでが「私が手伝います」と挙手をして、「〇〇夫妻の結婚式プロジェクト」が開始するのです。

このように、現在ある仕事の多くはプロジェクト化していき、分散化していきます。またプロジェクト化しないルーティンワークは機械が全部やるようになります。そうなると、ゼロとは言わないまでも「会社という組織がなくなっていく」傾向にあるのは間違いがないでしょう

そう言った時代のトレンドを考える上でも会社員として働き続けることには、リスクがあると考えます。とはいえ、会社組織がなくなっていくことが仮に実現したとしてもまだまだ先の話で、現実味のない話です。

参考:日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

理由その2:自分で作り出せるキャッシュに限界があるから

ここからは割と現実味のある話をしたいと思います。

会社員として働くことの一番のリスクは、月の収入が固定されてしまうことです。特に僕が問題だと思うのは「30万以上の仕事をしても、30万円分しか稼げない」ということです。

仮にあなたが50万円の価値を社会に発揮したとしても、30万円しかもらえないのであれば、30万円分の仕事しかしなくなってしまいます。言い換えれば、知らず知らずのうちにあなたが本来発揮できる価値を固定化され、限定化され、制限されてしまうということです。

ただ、株式投資や不動産投資などを行って、お金はそっちで十分に稼げているということであれば、その制限はかかりません。その状態であっても会社員でやっている仕事が好きだから続ける、というのは全然ありです。

ちなみに「そんなに何十万も要らないんです。今の収入で満足してます」という人のほとんどは、本物のお金持ち以外、8割り型が嘘だと思っています。自分がほしいものはなくても、家族を助けてあげたり、子どもに十分な教育を与えようと思ったら、やっぱり今はまだお金がどうしても必要です。

つまり「お金があっても使い道がない」のではなく、正確には「必要な使い道を知らない」のだと思います。

また別の観点で言うと、僕は「お金は社会からの感謝が定量化されたものなので、稼げば稼ぐほど社会に貢献したということ」だと思っておりますので、そのキャッシュを稼ぐ力が制限されること=社会からのありがとうをもらう量を制限されることだと考えているのです。

これって人生という長い旅路を考えた時に、ものすごい機会損失だと思いませんか?

理由その3:個体としての生命力が弱くなるから

これは知り合いの経営者さんから聞いた話で、僕が一番納得し共感した話です。僕が会社員として働きたくない理由の中で、もっとも強い理由です。

人間は、会社という組織で「飼いならされる」ことに慣れてしまうと、動物園の檻の中で育ったライオンのごとく個体としての生命力が低下してしまいます。

もちろんどベンチャーのような環境では、そこまで生命力が低下するとは思えないですが、究極的に「固定給」をもらっている限りは、自動的に供給される餌があるということ。待っていれば餌が食べられるライオンと、自らリスクを取り自分で餌を探しにいくライオンとではどうしたって能力に差が出てしまいます。

これまでの時代は檻の中にいても「企業が守ってくれた」時代だったからよかったものの、今は大企業はバンバン潰れるし、いつ檻の外に放り出されてもおかしくない時代になりました。

しかもこれから先の時代、AIやロボットを活用する流れが加速していくと、与えられたタスクをこなすだけの仕事は激減して行きます。つまりいつまでも「檻の中にいられなくなる」のです。

これからの先の未来は、全員にとって未知の世界であり正解のない時代です。広大なサバンナに放り出され、自分で自分の餌を探しに行かなくてはいけません。

それはつまり、自分で新しい仕事を生み出せるようにならなくてはならないということです。

この「新しい仕事を生み出す力」は会社員という環境が長くなると養いにくくなります。新規事業部にいたとしても、雇われている限り「命を落とす」危険には晒されません。そのリスクを負わない限り、その力が本当に身につくことはない、というのが僕の私見です。

いずれにせよ、「自分の力だけでいくら稼げるのか」=「誰にも頼れない環境でどれだけの食料を確保できるのか」に興味を持たないまま檻の中で過ごすことに慣れてしまうと、いざ檻の外に放り出された時に、外の環境の変化についていけず、餓死することになってしまうのです。

そのほうがよっぽどリスクあるような気がするのです。

まとめ

一応、断っておきますが、会社員としての働いている人の仕事そのものにケチをつけるつもりはありません。僕は毎日誰かの行なっている仕事のおかげで、いろんなサービスを楽しむことができています。

ですから会社員の仕事を貶すつもりも、独立が偉いと言うつもりもありません。ただ、「固定給で働いているというその雇用形態を取ることのリスク」を考えずにはいられないのです。

うん、リスク取って行かないと、やっぱり。

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