本日お友達の藤生朋子さんからご依頼を受けて、Public Speakingのレクチャーをさせていただきました。
仕事でとてもミッション性のあるサービスを展開されているのにも関わらず、その良さをうまく伝えられていないというお悩みに対して、どうしたらうまく伝えられるようになるのか、どうしたらサービスの共感者が増え、人を巻き込んでいけるのか?についてお話させていただきました。
お申し込みいただいた理由
- 仕事でプレゼンする機会が増えたため。
- 伝わる伝え方と、伝わらない伝え方の違いが知りたい
- 途中で自分が何を話しているのか、わからなくなってしまう(内容構成の整理整頓)
藤生さんとは、僕が運営に携わっている「フリーランスナイト」という、フリーランスが集まるイベントで、知り合いました。
そこで僕が5分間のライトニングトークをした時に、いたく感動してくださり、ご自身も人前で話す機会があるということで、ご依頼をいただきました。
お伝えしたこと
伝わる人と伝わらない人は何が違うのか?

まず前提条件として、パフォーマンスは「スキル×マインド×あり方」の掛け算によって差が出る、というお話からさせていただきました。
川口「もし自分が命を狙われる立場だとして、機関銃を持ってる僕に追われるのと、ボールペンを持ってるゴルゴ13に追われるのと、どっちの方が身の危険を感じますか?」
藤生さん「ゴルゴ13です。」
川口「ですよね。ボールペンよりも機関銃の方が明らかに殺傷能力の方が高いにもかかわらず、僕とゴルゴ13という人間の方による差の方が圧倒的に大きい。それはゴルゴ13がプロだからです。
それと同じで、プレゼンやスピーキングに関しても、スキルやノウハウも確かに大事ですが、話す側のマインドや職業人としてのあり方の方が、パフォーマンスに大きく影響を与えるということなんです。
その人のあり方やマインドが見える人のスピーチは伝わります。逆に、そんなにスキルがあっても、ここがない人の話は刺さらないはずなんです。」
藤生さん「確かに!その通りですね。」
伝わる人はどう伝えているのか?

「START WITH WHY」(WHYから始めよ)という考え方あります。これはサイモン・シネックという有名なマーケッターが提案した考え方です。
歴史上の偉大なリーダーや、革新的なサービスを打ち出した企業などが、どのようなメッセージの発信をしているのかを公式化したものです。
詳しくは動画や著書に譲るとして、大事なことは「あなたがそれを伝える理由」を話さずして、そのサービスや商品の機能をどれだけ魅力的に語っても、その本質が伝わることは絶対にない、ということです。
この事実を藤生さんの人生や仕事に照らし合わせて、どのようなメッセージの伝え方に落とし込んでいけばいいのか、を個別にレクチャーさせていただきました。
コンサルにおいて僕が大事にしたいこと
Q1:内容はご満足いただけましたか?(次の5段階評価の中からお選びください。)
☆☆☆☆☆:とても満足
とのご回答をいただきました。嬉しいですね。アンケート内容はご本人のご意向により非公開とさせていただきますが、その代わりに、僕がスピーチコンサルにおいて大事にしていることを書いておこうと思います。
それは「自己表現」です。
僕はPublic Speakingは全ての人間が身につけた方がいいスキルだと思っていますが、どんなにスキルを磨いても、ボールペンと機関銃の差にしかならないのです。
パフォーマンスを上げるには。ゴルゴ13になれとはまでは言わないまでも、「自分が何者なのか?」をきちんと言語化できる必要があります。そのためには、自分の過去のキャリアを棚卸をし、自分がどんな思いで今の仕事に取り組んでいるのか、人に理解してもらえるレベルにまで落とし込む必要があるのです。
僕と他の講師の違いがあるとすれば、「上手な話し方を教える」こと目的にはせずに、「あなたの人生のドラマを劇的に演出する」ことを目的としていることです。
そのために必ず「インタビュー」をします。その人がどんな人間で、日々何を大切にしながら生きているのかを聞かずにその人にあったレクチャーをすることは不可能だと思っているからです。
そのインタビューによって、その人の口から出てきた言葉からヒントを得て、その言葉を元にストーリーを設計していきます。あとは本人に喋ってもらうのです。
人の口から出てきた単語を話してしまうと、本人の中で納得感のないままセリフを話してしまうことになるので、リアリティがありません。このリアリティこそ「伝わる」の正体なのです。
あなたのリアルをあなたの口から表現してもらう。これが僕のスピーチコンサルについてもっとも重要視しているところです。この仕事を通じて、もっと「自己表現」ができる人が増えたらいいなぁと思います。