最新版10年後に稼げなくなる資格ランキング

資格で食える時代は終わり、仕事喪失時代が始まる

T化・ロボット化の波が止まらない。テクノロジーの進歩は日に日にその加速度を上げている。ありとあらゆる分野で、作業の自動化が進み、ブルーカラー労働者のみならず、最近ではホワイトカラーの仕事も機械によって取って代わられてきている。

テクノロジー進化の専門家である発明家でもあるレイ・カーツワイル博士は著書『シンギュラリティ』中で、人口知能が人間の知能を越えた瞬間を、テクノロジーの技術特異点(シンギュラリティ)になると予測(※1)し、その先の未来は全くの予想がつかないほどの進化を遂げると予測する。しかもそれが早くて、2045年には来るというのだ。30年後であれば現在20代・30代の人間のキャリアにとっても関係のある話だ。

最近ではオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が、今後10年でなくなる仕事の一覧を発表(2)して話題になった。その中には「簿記・会計・監査などの事務員」や「不動産ブローカー」、「ネイリスト」などの現在の日本の人気資格と関係の深そうな仕事も並んでいるのがわかる。その他にも、ニューヨークタイムズの記事でキャシー・デイビットソン氏が「今日の小学校の子どもたちの65%が、まだ存在していない仕事に就くことになる」という語ったことが話題を呼んでいる。

それぞれの立場がいろいろな主張が栗化されているが、要するに「ITの進化により、今後20-30年くらいで、今ある半分以上の仕事はなくなるよ」という予想を世界中の人たちが予想しているということだ。そうなれば「どんな仕事がなくなり、どんな仕事が残り、あるいは新たに生まれるのか?」という予測に基づいて、自分のキャリアプランを立てる必要が出てくる。

(※1 TED動画)
http://www.ted.com/talks/ray_kurzweil_announces_singularity_university?language=ja

(※2 現代ビジネスの記事)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925

(※3 ニューヨークタイムズの記事。「fully 65 percent of todays grade-school kids may end up doing work that hasnt been invented yet.」より意訳)
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2011/08/07/education-needs-a-digital-age-upgrade/

 

弁護士や医者でも食えない時代

私の同級生には医者の道を選んだ人間も、弁護士の道を選んだ人間もいる。銀行マンをいるし、証券マンもいる。少し前の時代であれば、これらの職業は全て「食うには困らない」仕事であったことは間違いない。だが、これからの時代は「なっただけ」では食えない時代がきている。

依然として、弁護士や医師などの資格は、誰しもが慣れるわけではなく、何年もの勉強期間と莫大な知識を必要とする仕事であり、平均給料も他の職業と比べれば高い。だがその中でも格差は確実に広がっているようである。

弁護士に関しては、訴訟以外の商標登録や遺言・離婚の手続きなどのサービスをオンラインで受けられる「LegalZoom」というサービスがすでにあり、訴訟に関する調査・文書の作成、契約書の作成、判例、法令・手続などの調査等の事務仕事は人工知能や機会が行うようになる(※4)ので、「一流」の弁護士しか生き残れない時代がやってくる。

また医師に関しても、手術用ロボットの性能の飛躍的な向上により、一部の医師でしかできなかった手術が、比較的経験の浅い医師でもできるようになってきているし、精密検査や健康診断、処方箋や治療ですらロボットの方が「平均的な」医師よりも正確にできると指摘している声もある(※5)ほどだ。

もはや「一体どんな資格なら食いっぱぐれることがないのか?」という質問自体ナンセンスになってきている。だが「どんな資格や職業が必要とされなくなるのか?」は予想をすることができる。筆者なりにまとめてみたものをご紹介していくので、JOOY読者の皆様の今後のキャリアの参考になれば幸いだ。

(※4 NBCのニュー「ロボットによって失われる9つの仕事」より)
http://www.nbcnews.com/id/42183592/ns/business-careers/t/nine-jobs-humans-may-lose-robots/

(※5 Fortune「医者の仕事の80%はコンピューターにとって代わられる」より)
http://fortune.com/2012/12/04/technology-will-replace-80-of-what-doctors-do/

10年後に稼げなくなる資格ランキング

ここからは筆者の独断と偏見で、今後持っていても稼ぎの種にならなそうな資格をランキング形式で上げていく。順位が高ければ高いほど稼げなくなる可能性が高く、順位が低くなるにつれ、「なくなるとは思えないけど、機械化によって競争は激化していく」であろうものとして判断している。

あくまで、今後の客観的な未来予測の範囲で書いており、決してその資格を活かして働いている人を非難する意図で作っているものではないことを理解して読み進めていただきたい。

  • 1位:「自動車運転免許」

車の運転は間違いなく自動化が進んでいく。これは個人の持つ運転免許もそうだが、1種・2種などのタクシー・バス・トラックやひいては農業用のトラクターや工業用のショベルカーに至るまで全てその傾向にある。最近ではGoogleが自動運転の車を開発し、試運転でも「人間よりも事故を起こす可能性が低い」ことがわかっている。この自動運転の技術は、まず間違いなくタクシー業界でものすごい数のリストラを引き起こすことになる。

他にも佐川急便やピザなどの宅配サービスなども、人間の力を必要としなくなる。宅配に関してはアマゾンがドローンを使った宅配を視野に入れた事業を行おうとしている。自動車ではないが、電車の運転も技術的にはほぼ機械で制御できるようになってきているようだ。

  • 2位:「医療事務」

大手資格関連企業のCMの効果もあってか、主婦や若い女性の間で人気となった「医療事務」であるが、資格取得の難易度は低い。誰でも取れるということは、その分労働力としての価値は低いということもである。これは何も「医療事務」だけの話ではなく、いわゆる事務仕事は全てロボットにとって替えられていく傾向にある。今自分の行っている仕事が「機械でもできるかどうか?」という視点に立って見てみると、判断がしやすいのではないだろうか。

  • 3位:「ネイリスト技能検定」

ネイリストは美容業界の中でも、比較的初期の段階で淘汰されていく職業ではないかと思う。なぜならもう3Dプリンターがあれば、素人でもおしゃれなネイルを作ることが可能になったからだ。もちろん爪に模様を描くことだけがネイリストの仕事ではないが、実際に施す人よりも、かわいい爪のデザインを企業が販売して、個人が家庭用のネイル3Dプリンターにデータをダウンロードする、というような時代になっていくかもしれない。

  • 4位:「気象予報士」

今やビッグデータの時代である。現在の雲の動きや等圧線の様子からだけでなく、過去の雲の動きや天気などの莫大なデータから算出して、かなり精度の高い天気予報ができる機械はすでにある。

マイクロソフトの研究者、Ashish Kapoor氏とEric Horvitz氏はロボットの機械学習機能を使って、より正確に24時間の天気を予測する試みを始めている。過去100年ぶんの「その日」の気象データから、同じような天気の日を見つけ出し、その次の日がどのような天気だったかを見て、翌日の天気を予測することができると言います。

http://gizmodo.com/the-rise-of-the-robo-meteorologist-1723135974?trending_test_four_c&utm_expid=66866090-68.Fycr7CNTRMO9chDASrU7Hg.3&utm_referrer=http%3A%2F%2Fwww.gizmodo.jp%2F2015%2F08%2Fpost_17998.html

  • 第5位:「薬剤師」

これは意外かもしれないが、薬剤師ロボットはすでに存在する。医者が入力して処方箋データをもとに、薬を適切な量を調合することができるそうだ。PillPickというロボットは、11万回分の薬を調合できるうえ、35万枚の処方箋の調剤をしたがミスは1度も起きなかったというのだ。実際に中国の本溪中央病院がPillPick1台、シンガポール最大の病院グループがPillPick5台を注文した。

また「株式会社グッドライフデザイン」が手がける調剤薬局「グッドライフファーマシー」では処方箋の70%機械で行い、残り30%の人間が担うことで人為的ミスを減らし、調剤の時間を省いた分を顧客とのコミュニケーションに当てているという。

  • 第6位:「ファイナンシャルプランナー」

これは金融系の資格全般と言ってもいいかもしれない。日経新聞が報じたところによれば、IBMの人口知能の「ワトソン」が三井住友銀行において「内定」を得たそうだ。応答のスピードは人間と五分五分、段階的学習をさせていけば、銀行のことなら何でも知っている超ベテランのスーパー銀行員まで人材価値を高められる想定でいるそうだ。

これは世界的にも積極的に取り入れられているようで、すでに投資のアドバイスをすでに人工知能が行わせている企業も存在している。人工知能のすごいところは、人間と同じように「学習」ができるというところだ。金融のアドバイスを専門に行うファイナンシャルプランナーにとっては、人工知能がライバルになるのはそう遠い未来ではないだろう。

また日本ではメジャーな簿記や会計の資格を活かそうと思っている人にとっても、これからはありとあらゆる知識を詰め込んだ、ものすごいスピードで学習する相手と競争する必要があるということだろう。

  • 第7位:「介護福祉士」

少子高齢化のため介護の業界は、特に日本においてはこれからも需要がどんどん拡大していくと言われている。だが需要はあるが、人手があつまらないそうだ。おそらくそれが重労働だからであろう。介護の仕事は「3K(きつい・汚い・危険)といわれているそうだ。それに伴って検討れているのは介護ロボットの普及だ。

介護には物理的なサポートよりも「気持ちのやり取り」が必要とされるケースが多いので、ロボットが人間の仕事を全部奪うか?といわれるとそんなことはないと思うが、肉体的なサポートがロボットによって可能になるのであれば、必要とされるのはメンタルのケアができる人材であろう。

  • 第8位:「TOEIC

英語のスキルは、殊日本においてはまだまだ重宝される。だが一歩世界に出るだけで、英語を話せる人はゴマンといる。今までITや機会が私たち日本人の労働を奪う可能性を書いてきたが、もう一つの要因はアジアの低コストでハイパフォーマンスを出せる人材の台頭である。お隣韓国の若者の間では、もはや英語は「できて当たり前」の基準である。タイやインドのエリートたちも、当然のように英語を話している。

世界的な視野に立つのであれば、英語ができることは、もう人材としての価値をそこまで上げる要因にはならない。さらには、自動翻訳サービスの機能向上も今後加速するであろう。グーグル翻訳などは、まだまだ正確な翻訳はできないが、機械が同時通訳するようになるのも時間の問題だ。

  • 第9位:「教員免許」

これは実際に教師という仕事がなくなるわけではなくて、教師に求められる能力が「教える」能力から「引き出す」能力に変わっていくのではないか?という予想のもとピックアップした。というのも、インターネットで検索すれば、小中高の履修科目をわかりすく解説してくれるサービスは存在しているからだ。

この分野のトップランナーともいえる人がサルマン・カーンという人。小学校レベルの算数の解説を無料で動画で提供している。しかも非常にわかりやすいと人気になっている。つまり通っている小学校の算数の授業がつまらなくても、ネットの向こうに素晴らしい先生に教えて貰えば済むのである。

そうなってくると、教師に求められるのは、教える技能ではなく、「意欲や興味、積極性」などを一人一人の子どもから引き出すような力が求められる。ティーチャーというよりコーチの立ち位置に近い指導の仕方に変わってくるのではないかと予想されている。

https://www.khanacademy.org/

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