言わないことは優しさではありません。

AllClear55 / Pixabay

最近こんな話を聞いた。

彼氏が彼女の悪い部分を言わずに我慢してきたものが、ある時に臨界点を越えて、「もー我慢できない。ずっと言わないできたけど、お前のそういうところが嫌いなんだ!」と言ったそうだ。

彼女は、「我慢してくれていたのに気付けなかった」と後悔していたそうだが、果たしてこの場合、被害者は彼氏なのだろうか?

NOである。

むしろ逆だと言ってもいい。彼女が被害者であり、彼氏が加害者である。

彼氏は彼女に気にくわないところがあった。それを彼の「優しさ」ゆえに言わずに我慢してきたというが、我慢している時点で「優しさ」ではなく、「怠慢」である。

なぜか?

ふたりの関係を良好なものにするという前提があるのであれば、彼女の気に入らないところを黙っている、という彼氏の行為は、その目的と真逆の道を進んでいるからだ。

おそらくこの彼女は、2人の間が気まずくならないように彼氏が「気をつかっていた」とことを優しさと認識しているようだが、

彼氏が指摘をしなかったのは「面倒くさかった」からに他ならない。

彼女の悪いところを指摘して、彼女が不機嫌になるのも面倒くさいし、それによって自分が不快な思いをするのも面倒くさい。だから言わなかったのである。

その証拠に、我慢ができなくなった瞬間に、言ってしまった。
本当の優しさであれば、我慢しない。それを彼女らしさと認め、自分を変えていく方法を選ぶ。

しかし彼氏は自分が変わらない選択をし、彼女に変わる期待をした。彼女に指摘をすることもせずに。

それは、無理ゲーである。

その人のことを思えばこそ、言う、のが優しさであり、
自分の怠慢の言い訳に、言わない、のは優しさとは言わない。

彼氏は単純に、ふたりの関係を良くすることをサボっていたのである。

関連記事

  1. 僕が恋愛コンサルタントにならない理由

  2. なぜ処女作を出版する僕が、本の印税を放棄して寄付しようと考えたのか?

  3. 恋愛工学の基本理論

    【1.5万字】僕は恋愛工学で「愛」が得られないことを証明しようと思う

  4. ゼクシイのCMから感じた違和感の正体

  5. 「モテ」の定義

  6. いい恋愛ができる人と、いい恋愛ができない人の8つの違い

  7. 結婚相手って意外とあっさり決まったりする

  8. 【出版】発売前に読者アンケートを取ってみた!

Instagram

[instagram-feed]

PAGE TOP