副業を禁止している会社に未来はない
FirmBee / Pixabay

副業を禁止している会社に未来はない

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このご時世、まだ副業を禁止している会社が存在していることが不思議でなりません。確かに大企業であれば人事制度などが複雑になっていてなかなか動かせない、という理由があるのかもしれないですが、はっきり言ってそんなスピード感で動いている会社に果たして未来があるのか?と思うのです。

なぜ企業は副業を禁止したがるのか?

その多くの理由として挙げられるのが、

  • 本業に支障が出るかもしれない
  • 顧客リストなどの情報が漏れる可能性がある
  • 会社で教えたノウハウを使って独立されたくない

などが多いようですが、どれも企業側のロジックであり、労働者側に立った理由がないなと思います。

副業したら本業に支障が出るなんて言いますが、そんなこと言ったら就業中にツイッター覗くのも禁止すべきですし、ソーシャルゲームに課金するのも禁止しなくてはいけません。

本業に支障が出るほど、副業で結果が出る人は、そもそもタイムマネジメントが上手ですから、その心配はほとんど杞憂に終わると言って良いでしょう。

同じ理由で、情報の漏洩がー、ノウハウがー、というのも副業禁止しようが許可しようが、やる人はやるしやらない人はやらないのです。

サラリーマンが副業をした方がいい一番の理由

世の中ではまことしやかに流行りつつある「複業」という選択肢。人脈が広がる・スキルが身につく・本業に活かせる知見が得られる、などなど複業をするメリットはたくさんありますが、僕が一番のメリットだと思うのは、

税金(主に所得税と住民税)

です。サラリーマンの生涯納税額は、2000万〜3000万円と言われていますが、これものすごくもったいないんですよね。個人事業主でもいいから開業するだけで本来払うはずだったこのお金を、人によっては半分ぐらいにできるかもしれないのです。

そうしたら1000万円が手元に残る計算ですよね。これぐらい元手があれば投資をちょっと勉強すればいくらでも増やすことができます。

この差がマジでデカイ。

 

副業を禁止している会社に未来がない

以上、企業側の視点でも、労働者側の視点でも、そしてこれからの時代のトレンドを見ても、ドーーーーーーーーーーーーー考えても、副業を禁止している会社に未来はないと思うのです。

もし、あなたが転職を考えているタイミングなら、どんな職業でもいいですが「副業可」の会社には最低限いた方がいいのではないかと思うのです。

 

川口 美樹

俳優業からの独立。現在は執筆・企業研修・ワインのインポート・300人規模のイベント運営などいくつか個人でやっています。子育てする時間も欲しいので、株式投資や不動産の分野も勉強中です。気軽にフォローしてくださいね。