タイトルの通りの話です。タイトル以上でもタイトル以下でもない話をします。
こんなことをブログにするまでもないかもしれませんが、僕はその人が好きになったラブソングには、その人の恋愛の歴史が反映されていると思っています。
僕がミスチルにハマったキッカケ

僕は大学生の時にミスチルにハマりました。それまでは全く興味のなかったミスチルですが、ある曲をキッカケにミスチルが好きになりました。
それは『Another Story』という『HOME』の中に収録されている曲です。『HOME』の曲の中には、『彩り』『箒星』『フェイク』『しるし』などの名曲が揃っているが、僕はなぜかこの『Another Story』にグッと心を惹かれたのです。
特にその歌詞の中にあった一節、「誤解が生じないように 簡潔に伝えられぬもんかなぁ」という箇所に妙に共感をしたを覚えています。
当時は僕には片思いの大好きな人がいました。その子に告白をして見事に撃沈していた時にこの歌詞に出会ったのです。この曲を聴いた時に「そうそう、本当にそう思う!」と感激したのを覚えています。なぜなら僕は、「誤解が生じないように簡潔に伝えることができず、誤解を生じさせてしまい、そのあとのその子との関係がとても気まずくなった」経験があったからです。
それを櫻井さんが歌い上げるわけです。
ごかぁぁぁいがしょーーーじなぁーーいよにーーー
簡潔につたーえられーぬもんかなぁーーーー!
と。この歌い方がまさに自分の感情を代弁してくれたのです。この瞬間、僕はミスチルの櫻井さんと通じ合ったわけです。「櫻井さんも!?櫻井さんもそういうことあるの!?わかる、めっちゃわかるヨォ!」となったわけです。
僕がクリスハートにハマったわけ

時はすぎ、当時学生だった僕も大人になり、そんなにラブソングに反応することもなくなっていました。しかし、最近またドンピシャな曲に出会ったのです。それがクリスハートのカバーしているドリカムの『うれしい!楽しい!大好き!』という曲です。
これは妻と結婚してなかったら絶対に響いてなかった曲だと思います。この曲は特に女性の気持ちを歌ったものですし、男性が女性に対して「うれしい!楽しい!ダァイスゥキッ!」って感情になることはあまりないと思います。
しかし、僕にはこの「うれしい、楽しい、ダァイスゥキッ!」がわかるのです。なぜなら妻の僕に接する時のエネルギーが完全に「うれしい、楽しい、ダァイスゥウキッ!」なのです。
あぁ、女性が恋をするときの感覚ってこんな感じなんだなぁとそこで初めて納得できたのです。ここで大事なのは、僕はそこでドリカムが好きになったわけではない、ということ。
もちろんドリカムも好きですが、この曲に関してはクリスハートの方が好きなのです。曲を作ったのはドリカムなのに、なぜクリスハートの方が好きのか。それは歌っている時の感情がやはり自分にとって「代弁している」感が強いからなのでしょう。
ドリカムの吉田さんが歌う、「うれしい、楽しい、ダァイスゥキッ!」よりもクリスハートの歌う「うれしい、楽しい、ダァイスゥキッ!」の方が、より妻のそれに近かったのです。
好きなラブソングはあなたの恋愛を代弁している
まぁ、だからなんなんだ、という話で、ブログの落とし所がすごく難しいのですか、そういうことあるよねってことが言いたいんです。ちなみに、これはラブソングだけではなく、他の曲にも言えることではないかと思います。
自分の好きな曲には自分の価値観が反映されているし、他の人の好きな曲にはその人の価値観が反映されているのです。
うん、みんな違ってみんないいよね。