愚痴るのには「スキル」がいる、という話

愚痴るのには「スキル」がいる、という話


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女性のみなさん、例えば男性に仕事のことや恋愛のことを相談したときに、まと外れなアドバイスをされて全然嬉しくなかったことはないだろうか?

または男性のみなさん、相談に乗ったときに良かれと思ってしたアドバイスが、

「そういうことじゃないんだけど」みたいな顔をされて全く受け入れてもらえなかったことはないだろうか?

これは、よくある相談と愚痴の認識の違い、いわゆる話聞いてほしいだけ女子と、この子の力になってあげたい男子との需給のミスマッチから起こる問題である。

僕はこのミスマッチを解決する方法は、相談をする側のスキルにあると考える。

スキルと言っても難しいことはない。

話を聞いて欲しいだけのときは、

「これは愚痴なんだけど、話聞いてもらってもいいかな」

と一言添えるだけでいい。

これがあるだけで、このミスマッチはほとんど起こらない。

男性の多くは、話を聞くだけで、共感してあげるだけで、その子の貢献になる、という事実があることを知らないのだ。

なぜなら、自分がヒトに何かを相談するときは、アドバイスを求めるときだからだ。

当然目の前の女性がアドバイスを求めているという前提で相談に乗る。

それを、いや違うんだと、話を聞いて欲しいだけなんだ、と言ってあげるだけで、

なんだ、話を聞いてあげるだけでいいのかと認識できるようになるので、ぜひとも言ってあげて欲しい。

それでもアドバイスしてくる男性だったら?

それはあなたの人選ミスだ。相談すべき相手を間違っている。

そういうわけで、話を聞いて欲しいだけののときは事前に

「愚痴なんだけど」と一言入れる

このスキルを全員が持てると、もっと救われるストレスがあると思うのである。

もっと愚痴っていいんだと思える人も増えると思う。

そうしたら救えた命もあるかもしれない。

そんなことを連日の報道を見て思うのである。

ちなみに、

私は相談に乗るときに、相手がどっちか怪しいときは、

「それって愚痴?相談?」と聞くようにしている。

これもなかなかオススメである。

川口 美樹

俳優業からの独立。現在は執筆・企業研修・ワインのインポート・300人規模のイベント運営などいくつか個人でやっています。子育てする時間も欲しいので、株式投資や不動産の分野も勉強中です。気軽にフォローしてくださいね。