「コレは健康にいいのか悪いのか」という議論をするのそろそろやめませんか?

今朝ツイッターを開いたら、ホリエモンがヴィーガンの人に噛み付いて(?)プチ炎上していました。

この発言について、ヴィーガンの人が数人猛反発。論文出せだのなんだのいろんな意見が飛び交っています。こういった「〇〇が健康にいい悪い」の議論は、それぞれの価値観や政治観・宗教観と密接に紐づくところでもあるため、しょっちゅう炎上が起きています。

少し前だと糖質制限で白米を食べないほうがいい、という意見が出たり、水素のサプリメントが槍玉にあげられたりと、枚挙にいとまがないのですが、こういった議論を見るたびに「どっちでもいいじゃないか。本人が好きでやってるなら好きにやらせてあげなよ」と思います。

サイエンスを疑いすぎ、信じすぎな人たち

よくあるのは「実は世の中で言われている常識はウソで本当はそれは体に悪いんです!」という警告を伴った上で、「だからコレを買うといいよ」という売り方をするケース。こういう事例は、サイエンティストの人たちがものすごく嫌われます。

サイエンスの役割は、「同じ条件のもとで実験したら同じ結果が出るもの」を明らかにすることです。そのためにいろんな仮説と検証を繰り返して、真実とは何かを追求しています。その苦労を知らずして「あの人たちは騙されている or ウソをついている」と言われてしまってはたまったものではありません。

逆に、サイエンスにがっつり強い人たちも、明確な論拠もなくサイエンスを否定する人たちを「エセ科学」と称しコケおろします。「科学的根拠はあるのか?」が口癖です。極端な人だと「科学的根拠のないものは真実だとは認めない」というスタンスの人までいます。

僕はいつかこの二つが仲良くなってくれるだろうなと信じながら、両者についていつも「相手の話を興味を持ってちゃんと聞いてみて」と思うのです。そうするとお互い別々のことを言っていても、相手の言い分をきちんと理解できる、ということが分かるはずなのです。

エセ科学だと揶揄されてしまう人たちへ

まず一般的に「エセ科学」だと称されている人たちへ言いたいことは、サイエンスのことをもっと勉強しましょうということです。「体で感じる」とか抽象的なことを言っていないでロジカルに明確な根拠を持って、相手がどうして自分達に怒っているのかを知ってみる必要があるだろう、と個人的には感じます。

上記のヴィーガンの例で言えば「自分の周りにはヴィーガンになって健康になった人がたくさんいる」という言葉。周囲のヴィーガンの人たちが健康になったのは事実ではあるのでしょうが、それが「菜食主義になったから」健康になったと結びつけるのは横暴です。

せめてどこかの科学者が科学誌に載せている論文を引っ張ってきて、その主張を裏付ける根拠を提示する必要があります。そうすればサイエンスに関わっている人たちも聞く耳を持つはずです。

サイエンスこそ絶対だと思っている人たちへ

どんなに科学的根拠の薄いものでも、もしそれが「現実に本当に起きているのだとしたら、それこそ科学的に検証して見る必要があるのではないでしょうか。

なぜなら科学の発展は時として、それまでの科学をひっくり返すような仮説によって起こることがあるからです。ガリレオの地動説も、ニュートンの万有引力も、アインシュタインの一般相対性理論も、それまでの科学をある種ひっくり返して「ねぇ、今までみんなこれが真実だと信じてやまなかったけど、実はこうなんじゃないの?」という投げかけらスタートしているじゃないですか。

あなたたちが、「バカか、そんなわけないだろう」と思っていることは、本当にこの世の中を決定づける真実なのでしょうか?量子力学の世界では、「バカか、そんなわけがないだろう」と思うことが連発して起きていませんか?

これまで何人もの科学者が「是」だと言ってきたからと言って、それが必ずしもこの宇宙の法則に沿っているのかはぶっちゃけわからないですよね。

何が健康か何が健康ではないか、は科学ではなく、本人が決めている

これは僕なりに両者の主張を色々調べてきた結果の、今のところの結論は「本人の思い込みが全て」ということです。

ヴィーガンこそがベストだと思う人にとっては、健康になるということに疑いがないので、当然その主義を貫いていれば健康的になっていきます。本人がそうなると信じているからです。薬のプラシーボ効果と同じ原理です。

数日前のブログにも書きましたが、人間の脳は全ての情報を「予測」によって処理しているので、その予測に基づいて身体的な反応もきめている可能性があります。ですから健康にいいと思えばよくなるし、ありがとうと言えばお水が美味しく感じてしまうのです。

それを「科学的ではない」というのも少し乱暴な気がします。なぜなら科学はプラシーボ効果が存在する、と認めているからです。(参考:プラシーボ(偽薬)効果はなぜ起こるのか――専門家が究明に動く

逆に健康に悪いと言われているタバコですら、確かにガンの罹患率は統計的に高まるのでしょうけど、90歳ぐらいまで吸っていても全く健康体の人もいますし、はっきり言って「絶対にこうだ」と言い切れるものはありません。(僕は吸わないですけど)

水素サプリ(ものの例えです。実際の商品の効用については知りません)でガンが治る人も治らない人もいるでしょう。なぜなら信じている度合いが違うからです。もし科学が全ての人にとって普遍的であるならば、水素サプリメントを飲んでいただけでガンが治る人はいるのはおかしいではないですか。でも実際に本人が「それで治った」と信じているのなら、それはその人の脳にとっては真実なのですよ。

ただ、それを勘違いして「あなたもこれを飲みなさい」というのはNGです。これも同じ理由で、治ると信じている人の脳と、信じきれない脳では、結果が全く違うものになるからです。良かれと思って言っていても、それが押し付けになってはいけません。全てはその人が決めることですから。

おまけ

と、ここまで偉そうに書いてきましたが、じゃあお前はどうなんだと突っ込まれそうなので、僕がやってきたことをご紹介します。

これはかつて「シャンプーに発ガン性がある」と煽られ、悪者にされた「ラウリル硫酸ナトリウム」がどれだけ危険なのかを調べた時のnoteです。

あなたのバスルームが健康を害するという事実を、できるだけ論理的に立証していく

おひまがあればぜひご一読ください。僕の言いたいことがなんとなくわかるのではないかと思います。

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