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伊藤富有子さんってどんな人?
ご本人のfacebookプロフィールより
その時の出逢いが その人の人生を 根底から変えることがある
人間を根底から変えてゆくもの 人間を本当に動かしてゆくもの それは人と人との出逢い そのときの出逢い(相田みつを)
僕の人生は、この方との出会い無くしては語れない。その方の名前は伊藤富有子さんという。(以下、親しみも込めて富有子さんと記載させていただく。)
STORYS.JPにも書いたが、この中で僕に強烈な質問をしてくださった人でもある。
良い質問は、良いアウトプットを引き出す。そういう意味ではこの人は「質問のプロフェッショナル」と言うべきであろうか。簡単にその人物像をご紹介したい。
- インターネット求人メディア、ディップ株式会社にて最年少管理職に抜擢。当時の記録である38ヶ月連続予算達成は、未だに破られていない。
- その時は朝から深夜まで仕事をしていたものの、このままではいけないと思い、29歳のタイミングで独立。
- 現在は、インフラビジネスなどを手がけながら、北から南まで全国に渡り、講師としても活躍。私塾も運営されており、3年間で1000名の会員数を獲得。
- 「親孝行」をビジョンに掲げ、親に面と向かって「産んでくれてありがとう」と言える生き方・働き方を推進されている。
本当にやりたいことは、ある「質問」によって導かれる
2011年当時の僕は「俳優として有名になること」ぐらいしか、目標がなかった。アカデミー賞獲ったり、憧れの俳優さんたちと共演したりできればいいな、ぐらいの気持ちだった。
だからこそ富有子さんに「売れたらどうするの?」と質問された時に、その質問に答えられなかった。何せ俳優として売れるかどうかもわかっていなかったのだから、売れた後のことなんて考えたことがなかったのである。(今、思えば、その「売れた」という状態も曖昧な表現だが)
しかし、質問されてしまった。
僕は脳の検索エンジンに「俳優として売れたら次にやりたいこと」という検索ワードを打ち込まなくてはいけなくなった。しかし、その時に僕の脳が叩き出した検索結果は、
「キーワードに一致する情報は見つかりませんでした」
だったのである。
「まずい」と思った。自分がやりたいことがある方の人間だと思っていたが、実はやりたいことがないことがバレてしまった。
このブログを読んでいるあなたも、今ここで、自分の脳みそに向かって次の検索ワードを打ち込んでみてほしい。
「今目指している夢が、もし叶ったとしたら、自分のやりたいことは何だろう?」
その回答こそが、おそらくあなたの本当にやりたいことなのではないかと思う。もし、検索結果が出ないのであれば、あなたにはまだ本当にやりたいことが見つかってないのかもしれない。
僕はこの質問によって、自分の人生の舵を切る、大きなきっかけをもらった。
私たちは「なぜ」今の仕事を選んだのだろうか?
Background写真Jannoon028 – Freepik.comによるデザイン
普段はこのポリシーを意識することはないが、就職や恋人を決める時、または大きな選択を迫られる時などに、実はそのポリシーがその人の人生の意思決定に大きく影響していることがある。
このポリシーを無意識下でモヤモヤしている状態から、意識上に明文化できるようになると、何と、アンパンマンもびっくりの、自分は「何のために生まれて何をして喜ぶ?」人間なのかに答えが出せるようになってしまうである。
ある時、富有子さんと自分の執筆についての話をしていた時のことだ。
これが僕の人生においての2回目の強烈な質問だった。
僕は一体「人と違うこと」を表現して何を得たかったのだろう。単純な承認欲求?自己効力感?
いくつかのやり取りを続けた結果、僕が導き出した理由は意外なものだった。
本当に自分のやりたいことは私の「価値観」に隠れている
…
あ、そうか。
だからだ。
お互いが、もっと相手の違うとこを見れたら、もっとみんな仲良くなるのかもしれないと思ったんだと思います。一方的な見方で物事を見るんじゃなくて、別の角度から見たら違う気づきがあると思うんです。
だから、僕は人が考えても見なかったようなことをやって、自分の常識は常識じゃないんだ、もっと広く世の中を見たら、みんな喧嘩せずに済むんだ、ってことを伝えたかったのかもしれないです。
富有子さんに質問されたことで、あぶり出された僕の人生観はこうだ。
- 平和主義者。人と人とがいがみ合うのがもっとも嫌い。だから小さい時には、どのグループにも属さなかった。しかし、そのいがみ合いを解決する術を知らなかった。勉強もスポーツも成績としては中途半端だったから、何か自分に役に立てることはないか探していた。
- 「人が考えてもなかったような」斬新なアイデア、既存の常識を覆すようなことを表現することで、みんなに「自分にとっての当たり前は、別の人にとって当たり前じゃない」ことに気づいて欲しかった。
- そうやって、気づきが増えれば、人に対しての理解度が深まって、自分とは価値観の異なる人を受け入れやすくなるんじゃないか。そうすれば世界はもっと平和になるんじゃないか。
この時に僕は「自分の本当にやりたいことは、自分の価値観の中に眠っている」ということを知った。
その時、富有子さんは…
その時の出逢いが その人の人生を 根底から変えることがある
人間を根底から変えてゆくもの 人間を本当に動かしてゆくもの それは人と人との出逢い そのときの出逢い(相田みつを)