結婚相手って意外とあっさり決まったりする

ある時、ふとお父さんに夫婦の長続きの秘訣を聞いたことがあります。

父「尊敬してることだね。」

僕「即答だね。お父さんはお母さんのどこを尊敬してるの?」

父「フランス語ができるところ」

僕「え、そこ!?」

父「フランス語は発音が難しいんだよ。でもあの人はそれができる。尊敬出来るところが一個でもあれば続くんだよ。」

その時は大学生だかの時で、「へぇ、そんなもんかね。」と思ったものですが、

今になってみると、何となくその意味するところがわかるような気がします。

よく、「どうして彼女だったの?」と聞かれるのでここで予め答えさせてもらうと、

出会ってすぐの頃にカラオケに行った時に、

彼女が僕が入れた『少年期』というドラえもんの映画の主題歌を知っていたからなんです。

なんだそりゃ?と思われるかもしれないですが、

この『少年期』は、僕の人生史において、基本的に兄貴としか共有できた試しがない曲でして、

あまりの興奮に後日、兄貴に「少年期を知ってる女の子に会ったよ。」と直接報告したほどです。

たぶん、その時から決まってたんだと思います。あぁ、この子なんだろうなって、

「どういう人がいいかをきっちり考えて人に会った方がいい」というアドバイスを婚活市場で見つけることは多いですが(僕自身もそのように記事に書いたりします)

僕の個人的な体験からしても、父の体験からしても、そして恐らく兄の体験からしても

「こういう人がいい!」ではなく、

「あ、この人なんだろうなぁ、たぶん。」

で相手を決めているので、案外そうでもないんじゃないかと思うのです。

だから、結婚相手を決める理由とか、長続きする理由って、

そんなに明確なものじゃなくていいのかもしれません。

意外と他人が聞くと「へぇ、そんなもんかね。」って聞こえるようなものにこそ、本質的な何か、が隠されているような気がするのです。

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